国立がん研究センターでは、喫煙や飲酒・運動などの生活習慣と肥満度など、がんをはじめとした生活習慣病に関係が深いとされてきたものと実際の罹患率について、20年間にわたり10万人のデータを対象に調査研究を行ってきました。ここでは、その研究結果をもとに、現在のあなたの生活習慣、胃の発がんに重要なかかわりのあるヘリコバクター・ピロリ感染、慢性胃炎の有無から導かれる今後10年の「あなたの胃がん罹患リスク」を診断します。ヘリコバクター・ピロリ感染とそれに伴って起こる胃の粘膜の炎症(慢性胃炎)について調べるにはいくつか方法がありますが、ここでは血液検査に基づくリスク分類を用いています。
リスクを正しく知って、生活習慣の見直しや必要な検診を受けるなどのきっかけとしてご利用ください。
リスクの算出は
○年齢 ○性別 ○喫煙習慣
○食習慣(塩分)○胃がんの家族歴
○血液検査によるヘリコバクター・ピロリ感染およびペプシノーゲン値に基づく慢性胃炎の組み合わせによるABC分類
をもとにおこないます。
WEBによるリスク診断方法と、WEB環境がなくてもプリントアウトしてご自身でリスクを求める方法(簡易計算法)があります。