この調査研究について

この調査研究について ここで算出される危険度はこれまでの研究成果を参考に計算した値です(引用文献:Charvatら Int J Cancer)。年齢は40-69歳の範囲で設定されています。なお、6つの因子の組み合わせですべてが決まるわけではありません。がんには体質、塩分以外の食事など、重要な要因は他にもありますが、今回は考慮にいれていません。今回のABC分類は血液検査によるヘリコバクター・ピロリ感染および慢性胃炎(萎縮性胃炎)に基づいて分類されます。ここでいう慢性胃炎は血中のペプシノーゲンという値を調べることによって定義される(ペプシノーゲンI 70.0 ng/mL 以下、かつペプシノーゲンI/II 比3.0以下)もので、内視鏡など、他の検査法で確かめられた胃炎とは厳密には異なります。また、過去にがんにかかったことのある方や、ヘリコバクター・ピロリの除菌治療(薬の服用による治療)を受けたことのある方についてはこの結果は当てはまりません。担当医師の指導を優先してください。結果の確からしさについては全く別の集団の個人にも当てはまるかについて、確定的とはいえません。今回の結果は一般の方向けへの試みとして運用を開始しています。今後のより詳細な研究により、結果が変わることがあります。