ここで算出される危険度はこれまでの研究成果を参考に計算した値です。
(引用文献:馬ら Cancer Epidemiology)。今回の研究では、女性の大腸がんのリスク因子は危険度を予測できる程度まで特定できないため、このリスクチェックは男性、40〜69歳の範囲の人を対象とすることになりました。
大腸がん罹患のリスクは、今回使用する5つの因子の組み合わせだけで決まるわけではなく、食事要因や体質、過去の病歴なども重要な要因と考えられていますが、ここでは考慮にいれていません。また、過去に大腸がんにかかったことのある方は、ここで導き出される結果は当てはまりません。担当医師の指導を優先してください。
調査した10万件のデータをもとに、5つの因子から大腸がんの罹患リスクを導きだすというこの研究成果の確かさは、別の類似の集団において中等度であると検証済みです。しかしながら、調査対象の10万人以外の個人に、このリスク算定が当てはまるかについて、確定的とは言えません。このリスクチェックの結果を「ある目安」として、一般の方を対象に生活習慣を考えていただくための試みとして運用を開始することにしました。
今後のより詳細な研究により結果が変わることがあります。