予防研究グループでは、地域住民、検診受診者、病院の患者さんなど人間集団を対象に、疫学研究の手法を用いて、以下の研究を行っています。

1. 発がん要因の究明（がん予防のために必要な科学的根拠を作る）

主要テーマ

• 生活習慣とがん発生との関連を解明するための分析疫学研究
• 発がんにおけるゲノム配列の個人差（遺伝素因）との関わりについて、環境要因との相互作用の観点より解明するための分子疫学研究
• 発がんにおける栄養素・化学物質摂取との関わりについて、それらの補給による予防可能性の観点より解明するための栄養・生化学疫学研究

2. がん予防法の開発（科学的根拠に基づいて具体的かつ有効ながん予防法を提示する） を目的とした研究

主要テーマ

• 生活習慣改善によるがん予防法の開発と有効性評価
• ゲノム情報を含むバイオマーカーをとりいれた個別のがん予防法の開発と有効性評価
• 化学物質によるがん予防法の有効性評価