トップ >日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE)

日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE)

更新情報

RSS 一覧へ

2021/09/27 [ 研究班の構成 ] R3年度研究班構成
2021/01/27 [ 現在までの成果 ] BMIと大腸がんの関連:メンデルのランダム化解析

日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE)とは

日本分子疫学コンソーシアムJapanese Consortium of Genetic Epidemiology studies(J-CGE)は、国内の分子疫学研究グループによる共同研究体です。多目的コホート研究(JPHC Study、国立がん研究センター)、愛知県がんセンター病院疫学研究(HERPACC、愛知がんセンター)、日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study、名古屋大学)、東北メディカル・メガバンク計画(TMM、東北大学・岩手医科大学)、鶴岡メタボロームコホート研究(TMCS、慶應義塾大学)の5つの研究で構成され、日本人のがんなどの生活習慣病の原因究明と個別化予防に資する研究を推進しています。この研究は、国立研究開発法人国立がん研究センター研究開発費等により行われています。

研究の背景

がん、循環器疾患などの多くの国民が罹患する疾患の発生には、喫煙や食事をはじめとする環境要因が重要な役割を果たしています。近年、解析技術の急速な発展により、ゲノム網羅的関連解析(Genome-wide association studies: GWAS)をはじめとした生体内分子情報を網羅的に解析する、オミックス解析が盛んに行われるようになりました。GWASにより、がんなどの多因子疾患や飲酒行動などの疾患のリスク因子に関連する遺伝子多型(single nucleotide polymorphism: SNP)が多数報告されています。これらの情報を利活用し、がんなどの生活習慣病の原因究明と個別化予防に資するエビデンスを強固にしていくことが求められています。日本国内における分子疫学研究の研究開発基盤の強化し、ゲノム疫学によるエビデンス構築をより推進させていくことが必要です。

研究の目的

本研究では、国内の主要な分子疫学研究グループが集結し、J-CGEという共同研究基盤を構築・運営しています。そこで、日本人集団における、がんの潜在的なリスク因子をアウトカムとしたGWASを実施します。さらに、このがんの潜在的なリスク因子をアウトカムとしたGWASの結果を利用した、メンデルのランダム化解析を行います。メンデルのランダム化解析とは、近年注目されている、交絡因子や因果の逆転の影響を回避するための解析方法です。メンデルの法則で知られるように遺伝子型がランダムに分配されることを利用することで、観察研究においても擬似的にランダム化比較の状況を作り出し、交絡や因果の逆転の影響を受けにくくします。このメンデルのランダム化解析を適応し、従来とは異なる方法から解析することで、リスク因子の因果関係評価において、より強固なエビデンスを提示することを目指しています。

関連リンク

お問い合わせ先

研究事務局 国立がん研究センター がん対策研究所 疫学研究部