日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE)
日本人の飲酒行動を決定づける遺伝的構造の解明と食道がんリスクとの関連
-日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE)からの成果報告-
愛知県がんセンターがん予防研究分野の松尾恵太郎分野長、小栁友理子主任研究員、名古屋大学大学院医学系研究科実社会情報健康医療学の中杤昌弘准教授らのグループが主導となり、日本分子疫学コンソーシアム(J-CGE:Japanese Consortium of Genetic Epidemiology studies)、ながはまコホートおよびバイオバンク・ジャパンで収集された日本人集団約17万6千人を対象に、ALDH2の遺伝的な違いとの組み合わせによって飲酒行動に影響を与える、別の遺伝的要因を探索するゲノム解析を行いました。その結果、7つの遺伝子領域にみられた遺伝的要因が、ALDH2の遺伝的な違いと組み合わさることで飲酒行動に影響を与えることをつきとめました。さらに、本研究で同定された遺伝子領域の遺伝的要因の中には、ALDH2の遺伝的な違いとの組み合わせにより代表的な飲酒関連がんである食道がんのリスクをより高める要因が存在することがわかりました。本研究成果は、アメリカ科学振興協会(AAAS)のオンライン科学雑誌『Science Advances』(2024年1月26日付:日本時間1月27日)に掲載されました。
詳しい研究成果については、下記リンクよりご参照ください(外部サイトに移ります)。
「お酒に弱いはずなのに飲んでしまうのはなぜ?」 日本人の飲酒行動を決定づける遺伝的構造の解明と食道がんリスクとの関連 [PDFファイル/1.12MB]
本研究で得られた、飲酒行動に関する個々の研究グループのGWASサマリー値とメタGWASサマリー値、および食道がんのケースコントロール関連解析の要約統計量は、下記リンクよりダウンロードできます。
https://datadryad.org/stash/dataset/doi:10.5061/dryad.tmpg4f546
なお、飲酒行動に関するメタGWASサマリー値は、本サイトのダウンロードページからもダウンロードできます。