眼科研究
2012年10月 眼科研究(長野県佐久地域)
長野県佐久地域で、次世代多目的コホート(JPHC-NEXT)のアンケートに回答した参加者に呼びかけをして、眼科研究を開始しました。
眼科研究の概要
次世代多目的コホート研究の一部地域を対象に、眼科研究が行われます。緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症は日本人の失明原因の上位3位を占めていますが、特に、緑内障・加齢黄斑変性の原因はよくわかっていません。
そこで、無散瞳カメラによる眼底検査と光干渉断層計による眼底検査(通称OCT)による眼科検診を行い、そうした眼疾患を初期に発見し、次世代多目的コホート研究のアンケートや血液などから、様々なリスク要因を明らかにすることが、眼科研究の目的です。
※ 眼底カメラとは眼の奥の網膜というものを見る神経を撮影する検査機器です。無散瞳眼底カメラとは眼の奥の写真を撮る際に散瞳という薬剤で瞳を開くことを行わなくとも眼底写真を撮る事ができるカメラです。写真を撮影する際にフラッシュがたかれますのでまぶしく感じます。
※ 光干渉断層計(OCT)は、眼底3次元画像解析装置です。近赤外線を利用して網膜の断面図を得る事のできる検査です。検査は数秒で終了します。最近、緑内障の診断に非常に役に立つと注目されています。