胃がんの高危険地域に居住する住民を対象として胃がんの効果的な予防法を開発する目的で2つの無作為化比較試験を行っています。
「ビタミンCによる胃がん予防のための比較試験」では慢性萎縮性胃炎の保有者を対象にビタミンCのカプセルを5年間服用してもらい、萎縮の進展への効果を検証する一方、血圧、血清脂質や風邪などの疾患のほか酸化ストレスや炎症のマーカーへの影響も同時に検討しています。
「胃がん予防を目指した食事介入研究」では胃がん予防のための食事指導システムおよび評価方法を開発し、健康教育へ利用することを目指しています。