トップ >多目的コホート研究 >リサーチニュース >2014 リサーチニュース >2014/06/18 大豆・イソフラボン摂取と子宮体がんとの関連について

多目的コホート研究(JPHC Study)

2014/06/18 大豆・イソフラボン摂取と子宮体がんとの関連について

JPHC研究からの論文発表のお知らせ

多目的コホート(JPHC)研究から、大豆・イソフラボン摂取と子宮体がんの関連について検討した研究の結果が発表されました。

この論文の状況は以下のとおりです。

BJOG 2014年6月18日WEB先行公開

 

大豆食品またはイソフラボン摂取と子宮体がんとの間に関連なし

子宮がんのうち、子宮体がんの原因としては、女性ホルモンであるエストロゲンが重要な役割を果たすと考えられています。豆腐などの大豆製品に豊富なイソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ていることから、子宮体がんの発生には予防的であるという仮説があります。しかしながら、これまでの疫学研究では結論が一致せず、日本人など大豆食品をよく食する集団での前向き研究はまだありませんでした。そこで、多目的コホート研究において、大豆食品およびイソフラボンの摂取と子宮体がんとの関連について検討しました。 多目的コホートの45~74歳の女性約4万人のアンケート調査から、1日当たりの大豆食品またはイソフラボン(ゲニステイン)摂取量を算出し、その多少により3つのグループに分けました。平均12年の追跡期間中に、対象者集団のうち112人が子宮体がんと診断されました。 大豆食品とイソフラボン摂取量の最低グループに比べ、最高グループでのハザード比がそれぞれ1.11と1.06であり、どちらとも統計学的に有意ではありませんでした。

今回の研究は、日本人という比較的食品からのイソフラボン摂取量が多い集団を対象に行われたものですが、大豆食品およびイソフラボン摂取が子宮体がんの予防に大きな影響を与えているとはいえないという結果となりました。イソフラボンと子宮体がんの関連を調査した過去の疫学研究もまだ数が少なく、結果も一致していませんので、今後さらに大規模な研究により、この関連について検討を重ねる必要があると考えられます。

詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。

大豆・イソフラボン摂取と子宮体がんとの関連について

 

上に戻る