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多目的コホート研究(JPHC Study)

2004/4/22 食生活パターンと胃がん罹患の関係

多目的コホート(JPHC)研究から、食生活パターンと胃がんリスクの関係を調べた、数少ないアジアからの報告が論文発表されました。
(「インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー」6月20日号,Volume 110,Issue 3, Pages 435-442.online 発行日3月1日)

普段から人によってよく食べるもの、あまり食べないものがあります。大勢の人の食事内容を調べ、その傾向を整理すると、食生活のパターンがみえてきます。食生活パターンと生活習慣病の関係を調べると、個別の食品や栄養素だけを取り上げたときには見落とされがちな、食べることが健康におよぼす総合的な作用をとらえることができます。そこで、まずJPHC研究に参加した約4万人の44項目の食事頻度調査の結果から、日本人にみられる主要な食生活パターンを導き出すことにしました。

最終的に、三つの食生活パターンを決めることができました。野菜や果物などが多い「健康型」、米飯、味噌汁、塩蔵食品などが多い「伝統型」、肉類、パンやバターなどが多い「欧米型」です。

次に、その三つの食生活パターンの度合いが強いグループと弱いグループで、胃がんリスクを比べてみました。すると、男女とも「伝統型」度が強いほど、胃がんリスクが高くなりました。また、女性では「健康型」度が強いほど、胃がんリスクが低くなりました。

詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。

また、詳細版はこちらからご覧いただけます。

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