多目的コホート研究(JPHC Study)
三大成人病別標準化死亡比
脳血管疾患、悪性新生物、心疾患、虚血性心疾患の標準化死亡比は昭和63年〜平成4年人口動態保健所・市区町村別統計 人口動態統計特殊報告を用いた。全死因の標準化死亡比は以下の式を用いて計算した。簡単分類番号として、脳血管疾患は58-60、悪性新生物は28-37、心疾患は 46,51-52,54-56、虚血性心疾患は51-52を用いた。図中の*は標準化死亡比の95%信頼区間が1を含まないことを示し、**は99%信頼区間が1を含まないことを示す。
標準化死亡比=
各地域の実際の死亡数 × 100
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全国の死亡率より算出される各地域の期待死亡数
ただし、
* 各地域の実際の死亡数=昭和63年1月1日〜平成4年12月31日の地域別死亡数
* 全国の死亡率より算出される各地域の期待死亡数=(平成2年1月1日〜12月31日の全国の年齢階級別死亡率)×(平成2年10月1日の地域別年齢階級別総人口)の総和×5
地域別死亡数、年齢階級別死亡率は上述の人口動態特殊報告を用い、年齢階級別人口は国勢調査(1990)を用いた。
図より、柏崎、佐久、石川、宮古保健所は標準化死亡比が小さかった。二戸保健所では脳血管疾患、心疾患が高かった。横手保健所では脳血管疾患が高かった。葛飾保健所では虚血性心疾患が高かった。吹田保健所では脳血管疾患が低かった。上五島保健所ではがんが高かった。