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多目的コホート研究(JPHC Study)

2012/12/26 清涼飲料水(ソフトドリンク)と循環器疾患発症との関連について


JPHC研究からの論文発表のお知らせ

多目的コホート(JPHC)研究から、清涼飲料水(ソフトドリンク)と循環器疾患発症との関連を検討した研究の結果が発表されました。

この論文の状況と担当者は以下のとおりです。
American Journal of Clinical Nutrition 2012年96巻1390-1397ページ

 

女性では清涼飲料水の飲用量が多いほど脳梗塞の発症リスクが高い

欧米では過度の清涼飲料水の飲用により、虚血性心疾患発症のリスクが高くなることが報告されています。しかし、欧米に比べて飲用量の少ない日本人で清涼飲料摂取が循環器病のリスクにどのように影響するのかはよくわかっていません。
そこで、多目的コホートの40から59歳の男女約4万人を約18年間追跡した調査結果をもとに、清涼飲料の摂取と循環器病発症との関連について検討しました。

今回の研究では清涼飲料水を「コーラや果汁飲料など、カロリーのある甘味料を添加してある飲料(100%果汁ジュースは除く)」と定義して、どの程度の頻度で飲用しているかによってグループ分けを行いました。追跡期間中に、453人(男性360人、女性93人)の虚血性心疾患、1,922人(男性1,133人、女性789人)の脳卒中【うち859人(男性454人、女性405人)の出血性脳卒中、1,047人(男性670人、女性377人)の脳梗塞】の発症を確認しました。

分析の結果、出血性脳卒中や虚血性心疾患については、男女とも清涼飲料水との関連はみられませんでしたが、女性において、清涼飲料水の飲用量が多いグループほど、脳梗塞の発症リスクが明らかに高くなる傾向を確認しました。ほとんど飲まないグループに比べ、ほぼ毎日飲むグループのリスクは1.83倍高くなりました。炭水化物を多く含む清涼飲料水の飲み過ぎにより、脂質異常症や耐糖能異常を引き起こし、循環器疾患発症に至る可能性が考えられますが、これまで欧米を中心に行われてきた研究結果でも、男性よりも女性においてよく関連がみられています。


詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。
清涼飲料水(ソフトドリンク)と循環器疾患発症との関連について

 

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