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多目的コホート研究(JPHC Study)

2016/3/23 食事バランスガイド遵守と死亡との関連について

JPHC研究からの論文発表のお知らせ

 

多目的コホート(JPHC)研究から、食事バランスガイド遵守と死亡との関連について検討した研究の結果が発表されました。この研究により、食事バランスガイドをよく守っている人ほど死亡リスク、特に脳血管疾患による死亡リスクが低下していることが示されました。

この論文の状況は以下の通りです。

British Medical Journal Web先行公開

 

 

食事バランスガイドの遵守度を点数化

2005年に厚生労働省・農林水産省が策定した食事バランスガイドでは「何をどれだけ食べたら良いのか」について目安が示されており、これに沿って食生活を見直すことで健康寿命のさらなる延伸が期待されています。そこで、1990年に開始した多目的コホート研究において、研究開始から5年後に行なったアンケート調査の結果を用いて、主食(ごはん、パン、麺)、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)、牛乳・乳製品、果物、総エネルギー、菓子・嗜好飲料由来のエネルギーの各摂取量を10点満点として評価し、70点満点の食事バランスガイド遵守得点を算出し、対象者を得点によって4つのグループに分け、その後平均15年の死亡(全死亡・がん死亡・循環器疾患死亡・心疾患死亡・脳血管疾患死亡)リスクを比較しました。

 

 

食事バランスガイドを遵守すると総死亡、循環器疾患死亡のリスクが低下

その結果、食事バランスガイドの遵守得点が高いほど総死亡のリスクが低下しており、遵守得点が10点増加するごとに総死亡リスクが7%減少していました。死因別に検討したところ、食事バランスガイドへの遵守度の高い人ほど循環器疾患死亡、特に脳血管疾患死亡のリスクが低いことが分かりました。がんについても遵守度が高い人ほど死亡リスクが低い傾向でしたが、統計学的に意味のある違いではありませんでした。

今回の研究結果からは、本研究から、食事バランスガイドに沿った食生活している人は、総死亡や循環器疾患死亡のリスクが低いことが分かりました。食事バランスガイドに準じて、不足しがちな野菜や果物を積極的に摂取し、バランスの良い食生活を心掛けることが大切といえます。

詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。

食事バランスガイド遵守と死亡との関連について

 

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