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多目的コホート研究(JPHC Study)

2016/3/28 婚姻状況の変化と脳卒中発症リスクとの関連について

JPHC研究からの論文発表のお知らせ

 

多目的コホート(JPHC)研究から、婚姻状況の変化と脳卒中発症リスクとの関連について検討した研究の結果が発表されました。この研究により、婚姻状況変化がある人ほど、脳卒中を発症するリスクが高い傾向が確認され、特に、脳出血のリスクが高いことが示されました。

この論文の状況は以下の通りです。

Stroke 2016年 WEB先行公開

 

 

婚姻状況の変化と脳卒中リスク

婚姻状況は健康に影響を与える重要な要因のひとつであり、一般に、既婚者は非婚者(離別・死別)と比較して健康状態が良いことが報告されています。また、婚姻状況の変化は循環器疾患の発症リスクを上昇させることも報告されています。しかし、現在までに脳卒中発症リスクとの関連、特に、脳卒中タイプ別の検討はほとんど行われていません。そこで、1990年に開始した多目的コホート研究において、研究開始5年前に配偶者と同居していた方のみを対象とし、研究開始時の婚姻状況から婚姻状況変化(既婚(配偶者と同居)→非婚(配偶者と同居していない))の有無を特定し、その後の脳卒中発症のリスクを算定しました。 

 

婚姻状況変化がある男女の脳卒中発症リスクが高い

2,134人の脳卒中発症が平均約15年間の追跡期間中に確認されました。調査開始時期に婚姻状況変化がある人ほど、脳卒中を発症するリスクが高い傾向が確認され、特に、脳出血のリスクで強い関連がみられました。これらの関連に性差は見られませんでした。

 

今回の研究結果から婚姻状況変化がある男女の脳卒中発症リスクが高いことが分かりました。今後、脳卒中発症におけるハイリスク者を把握する際には、人をとりまく社会環境も考慮する必要があることを示しています。

詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。

婚姻状況の変化と脳卒中発症リスクとの関連

 

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