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多目的コホート研究(JPHC Study)

2018/03/03 アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連について-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果-

JPHC研究からの論文発表のお知らせ

 

多目的コホート(JPHC)研究から、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患についての研究の結果が発表されました。

この論文の状況は以下の通りです。

Cancer Sci. 2017 Dec 30. doi: 10.1111/cas.13496. ウェブ先行公開

 

アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連について

今回の研究では、平成2年(1990年)に40~69歳だった女性約4万9千人の対象者を、平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連を調べました。

アクリルアミドは、食品を120℃以上の高温条件下で加工・調理すると、化学反応を起こすことなどによって生成されることのある物質で、食品安全員会によると、発がん性の懸念がないとはいえない、とされています。我々は、5年後調査時のアンケートの回答から、食事によるアクリルアミドの摂取量を推定し、アクリルアミド摂取量について、対象者を3つのグループ(低、中、高)に分けて、その後の乳がん罹患を比較しました。

その結果、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との間に関連はみられませんでした。さらに、アクリルアミドの代謝や乳がん罹患に関わる要因(喫煙習慣、コーヒー摂取量、アルコール摂取量、体格、閉経状態)、乳がんの種類によって細かく調べてみても、アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との間に関連はみられませんでした。

本研究の結果から、欧米からの報告と同様に、日本人においてもアクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連は認められないことが示唆されました。

 

詳しくは、ホームページに掲載される概要版をご覧ください(2018年3月3日公開)。

アクリルアミド摂取量と乳がん罹患との関連について

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