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多目的コホート研究(JPHC Study)

2013/05/21 肉類摂取と糖尿病との関連について

JPHC研究からの論文発表のお知らせ

多目的コホート(JPHC)研究から、肉類摂取と糖尿病発症との関連を検討した研究の結果が発表されました。

この論文の状況は以下のとおりです。
British Journal of Nutrition 2013年5月WEB先行公開


男性において、赤肉(牛肉・豚肉)の摂取が多い群で糖尿病リスクが高い

肉類の摂取がヒトの糖尿病発症のリスクにどのように影響するのか、特に日本を含むアジアではよくわかっていません。そこで、多目的コホートの45~75歳の男女約6万4000人を平均で約5年間追跡した調査結果をもとに、肉類摂取と糖尿病発症との関係を検討しました。今回の研究では、肉類の1日当たりの摂取量の順に4つの群に等分して、その後の糖尿病発症との関連を分析しました。肉の種類別では、赤肉(豚肉・牛肉)、加工肉、鳥肉について調べました。追跡期間中に男性681人、女性497人の糖尿病発症を確認しました。

分析の結果、最も少ない群を基準とした場合、男性で最も多い群の発症リスクが36%高いという結果でした。女性では関連がみられませんでした。

さらに、肉類の種類別には、男性において、赤肉の摂取は糖尿病リスク上昇と関連していましたが、加工肉(ハム・ソーセージなど)および鳥肉の摂取は関連がみられませんでした。女性では、いずれの肉類についても統計学的に意味のある関連はみられませんでした。

詳しくは、ホームページに掲載された概要版をご覧ください。
肉類摂取と糖尿病との関連について

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